口臭は、起床時や空腹時、緊張時など唾液の分泌量が減少して、細菌が増殖することによって起こる「生理的口臭」、喫煙やニオイの強い食べ物が原因となる「外因的口臭」、
虫歯や歯周病などの病気が原因となる「病的口臭」に分けられます。このなかで、注意しなければならないのが「病的口臭」。
病的口臭を改善するには、歯科医院での専門治療が必要になります。当院では、口臭の根本的な原因を突きとめ、患者さんが快適な生活を送れるような口臭測定・治療を行っています。
人は、自分の口臭にはなかなか気付くことができません。口内気体が絶えず鼻腔に拡散することでニオイに慣れてしまうため、自分の口臭には気がつきにくいのです。
そんなときに頼りになるのが「ブレストロンII」。客観的に口臭を測定できる最新機器です。
口臭測定は、診断に欠かせないだけでなく、治療の第一歩でもあります。
「自分の口臭が気になる」「人から口臭を指摘された」という方は、まずはブレストロンIIで口臭測定をしてみましょう。
Q:虫歯があると口臭が強くなるって本当ですか?
A:はい、本当です。虫歯を放置していると、虫歯中の腐敗や膿み、また虫歯に挟まった食べカスが腐敗して口臭が強くなることがあります。
Q:ストレスで口臭が強くなるって本当ですか?
A:ストレスが溜まると唾液の分泌量が少なくなります。そのため、しばしば口臭が強くなる傾向にあります。
Q:朝起きたばかりだと口臭が強いのはなぜですか?
A:睡眠中は唾液の分泌量が少なくなります。細菌が増殖しやすく、口腔内の洗浄が不足するので、結果的に口臭が強くなる傾向にあります。
Q:ガムや飴は口臭予防に効果的ですか?
A:ガムや飴は唾液の分泌を促す働きがありますので、結果的に口臭を低下させることがあります。
しかし、この効果は一時的なもの。ガムや飴に含まれる成分が口臭の原因を除去するわけではありませんので、効果の持続は期待できません。
Q:洗口剤を使えば口臭は消えますか?
A:水でうがいをするだけでも10分程度は口臭低下の効果があります。洗口剤を使用すれば、数十分程度の効果が見込めます。
しかし、洗口剤に含まれる成分は徐々に希釈されていくため、持続性は期待できません。
Q:歯磨きをすれば口臭はなくなりますか?
A:多くの場合、歯磨きによって口臭は改善されます。
歯磨きだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用するのもおすすめです。また、歯だけではなく舌苔の清掃も口臭改善に効果的です。
Q:口臭がするときとしないときがあるのはなぜですか?
A:日常生活のなかでニオイの強さは以下のように変化しています。
・睡眠中:唾液の分泌量が減り、口腔内が不潔になりがち→口臭が強くなる
・起床時:起床とともに唾液が分泌される→口臭が弱まる
・食事:食事をすることで口腔内が清掃される→口臭が弱まる
・歯磨き:歯磨きをすると口腔内が清掃される→口臭は弱まる
・食間:口腔内にある食べカスや剥離上皮などが嫌気性分解を受ける→口臭が強くなる
このように、1日のなかでも口臭レベルは変化を繰り返しているため、口臭がするときとしないときがあるのです。